「断られること」より、「無視されること」のほうが苦しい
「今日は話したくない」
「そのお願いには応えられない」
たとえ断られたとしても、言葉で伝えてもらえれば、相手の意思は分かります。
けれど、モラハラの関係では、 ・何を尋ねても返事がない。
・話しかけても無視される。
・LINEを送っても既読のまま。
理由も分からないまま、何日も、何週間も沈黙が続くことがあります。
すると、無視された側は考え続けます。
「私が何か悪いことをしたのかな」
「怒らせるようなことを言ったかな」
「どうすれば、また話してもらえるのだろう」
ただ、はっきり断られることも、もちろん傷つきます。
けれど、断るという行為には、「あなたの言葉を受け取ったうえで、私はこう考えています」
という意思表示があります。
一方、理由も伝えられないまま無視されると、意見だけでなく、自分の存在そのものまで否定されたように感じることがあります。
何より苦しいのは、答えがないまま待たされ続けることです。
いつまで続くのか分からない。
話しかけていいのかも分からない。
家の中で相手の顔色をうかがいながら、緊張した時間を過ごすことになります。
もちろん、気持ちを落ち着かせるために、一時的に距離を取ることはあります。
その場合は、
「今は話せないから、明日の夜に話したい」
「少し気持ちを整理する時間がほしい」
と伝えることができます。
これは、相手を不安にさせるための無視とは違います。
断ることと、無視することも違います。
・意見が合わなくてもいい。
・お願いを断ってもいい。
・けれど、相手を不安にさせ、言うことを聞かせるために沈黙を使うなら、それは対話ではなく、支配になってしまいます。
「断られた私に価値がない」のではありません。
そして、無視されているあなたが悪いのでもありません。
だから、夫が口を開くまで、自分の時間も人生も止めなくていい。
返事をするかどうかは夫の課題。
その間、自分をどう守り、どのように過ごすかは、あなたが選んでいいのです。
その先にあるのは、無視されながら夫の反応を待ち続ける人生ではなく、自分の気持ちを大切にし、自分で選んでいく人生です。
その一歩は、「私はどうしたい?」と、自分に訊くことから始まります。
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